vol.4 「引き算の美学」♪
こんにちは。
宙組(そらぐみ)です。
本日は「Come Closer」の庄村聡泰さんについて。
2017年リリースの「明日、また」のカップリング曲なので、マイナーソングかもしれないですが
この曲のドラム、クセモノです。
ファッションブランド「Yohji Yamamoto」と[ALEXANDROS]がコラボし、新宿伊勢丹にてPOP UP SHOPを展開した時に、店内BGMとして流れたのが最初の出逢いでした。
高級ブランドの雰囲気に相応しく、BGMとして心地よく聴き流せる良い曲だなという第一印象(褒めてます)。
ですが、リリースされて音源をじっくり聴くと
ドラムの不規則なビードに度肝を抜かれました。
「引き算の美学」
音が無い"余白"でさえも音に聴こえる程に
一筋縄ではいかないどこかもどかしく、でも美しいビート。
ドラムを叩く上で1番難しいことって「叩かないこと」なんじゃないかなと思います。
聡泰さんといえば生きる千手観音の様な手数の多いドラムフレーズが印象的ですが
そのイメージとは打って変わって、音が少ない!
でも、それでこそ美しさがあります。
まさに「引き算の美学」なのでは。
そして最後まで粒感が少なく終わるわけではなく
アウトロは走りきるように音数が増えて
ファッ!と散るように終わります。
後味も素敵な1曲です◎